財団の3本柱の1つである「デジタルの公平性」に沿って、2023年2月、私達はキベラ中学校に最先端のDigital Labを設立しました。キベラはケニア最大のスラム(非正規市街地)のひとつで、テクノロジーと質の高い教育へのアクセスが課題となっており、地域住民のデジタル・リテラシー率の低さの一因となっています。
私達は、生徒のために堅牢で質の高い学習環境を作ることに重点を置き、学生がユニークな体験が出来ることを念頭に、建築家に依頼し新しいlabのレイアウトを計画しました。机と椅子の配置、61台のオールインワンPCを設置し、高速インターネットを接続させました。このラボは、キベラにおいてテクノロジーにアクセスするための新基準となりました。
「当校の生徒達はスラムに住んでおり、世界に触れる機会は限られています。その為、このComputer Labは生徒達に大きな影響を与え、オンラインで教材にアクセスしたり他の国の生徒と簡単に交流したり出来るようになります。私達の学校にとって革命的な一歩です」。(キベラ中学校校長)
私達は、子供達だけでなく教師や家族もテクノロジーに対応する必要があると考えました。そこで、学生のコミュニティーを超えて私達の影響力を広げるために、ケニアの非営利団体と提携し、地域住民に3ヶ月間のデジタルスキルトレーニングプログラムを無料で提供しています。このプログラムは週末に開催され、このようなトレーニングの機会にアクセス出来ない若者や教師達が、デジタル技術を身に付けられるものです。
Community Computer Labは、世界中の恵まれないコミュニティーと先進国の若者との間の情報格差を埋めるのに役立っています。このプロジェクトは、個人とコミュニティーのデジタルエンパワーメントを通じて、永続的でインパクトのある変化を生み出すという私達のコミットメントを体現しています。